逆流性食道炎

逆流性食道炎は、胃液が食道に逆流することで食道粘膜に炎症を引き起こす病気です。胃もたれ以外に、胸やけや声のかすれ、のどの違和感などがみられることがあります。脂肪分の多い食事や食後すぐの就寝、加齢、肥満、ストレスなどが原因で発症し、慢性化すると食道がんを誘発することもあります。

機能性ディスペプシア

機能性ディスペプシアは、胃もたれや胃痛、胸やけなどの症状を引き起こす病気です。内視鏡検査をはじめとしたさまざまな検査を行っても明らかな病変は見つからず、診断に時間を要す場合がございます。当院では各種検査を行い、異常がないか隅々まで検査した上で、総合的に診断いたします。

胃潰瘍・十二指腸潰瘍

胃潰瘍や十二指腸潰瘍により、胃もたれが慢性化することもあります。原因は、過度のストレスや飲酒、喫煙、刺激物の摂取などで、症状に応じた適切な治療を行わないと、状態が悪化する恐れがあります。当院では、内視鏡検査で十分に精査した上で、一人ひとりに合わせた治療をご提案いたします。

慢性胃炎

慢性胃炎は、胃粘膜の炎症により、胃痛や胃もたれなどの症状が長期間みられる病気です。原因の一つとしてピロリ菌感染があげられます。ピロリ菌を除菌しないと、胃粘膜の炎症をくり返し慢性胃炎が悪化することがあるため、原因をしっかり精査した上で、適切に治療していきます。

胃がん・食道がん

食道や胃の細胞ががん化する病気です。食道がんには、胃もたれ以外に胸やけや飲み込みにくさ・声のかすれ・胸や背中の痛みなどの症状がみられます。胃がんは胃もたれだけでなく、胃の痛みや違和感・吐き気・体重減少などの症状があります。いずれも早期であれば内視鏡による治療が可能です。

胃カメラ

胃もたれや不快感がある場合は、胃カメラ検査で原因を早期発見し、適切に治療する必要があります。当院では、内視鏡検査の専門医による胃カメラを行い、異常の早期発見・治療に努めております。患者さんの負担を軽減するために、痛みに配慮した胃カメラ検査をご提供いたします。

腹部エコー

腹部エコーは、人肌程度に温めたジェルを腹部に塗り、専用の機器を当てて胃をはじめとした消化管の異変を確認する検査方法です。胃カメラよりも身体への負担が少ないため、スクリーニング検査として実施することもあります。検査にかかる時間の目安は20〜30分程度です。

薬物療法

胃もたれの原因を精査した後は、症状や病状に合わせた薬物療法を行います。処方する薬剤は、病気の種類や重症度によって異なります。当院では患者さん一人ひとりに合わせたお薬をお出しし、飲みかたについて詳しくご説明しております。内服に関してご質問やご不安がございましたらお気軽にご相談ください。

生活習慣の改善

ストレスや生活習慣の乱れにより、胃もたれが悪化する場合があります。当院では、一人ひとりのライフスタイルに応じた生活習慣の見直し方法をご提案しております。わからないことやご不安なことがございましたら、お気軽に当院の医師やスタッフにご相談ください。